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こんなものを書ける御大に恐怖してしまう。
小説家としてこれほどの筆致に至った人がいるだろうか。

シリーズの一番初めにこれを読んではダメだけど、シリーズ通してみるとこれ最高傑作ですね。
これまでのシリーズ全てが伏線になっていると言っていいと思うしね。

正直、感動した。


また吉敷シリーズを奇想、天を動かすしか読んでなかったので多少後悔した。
講談社と光文社で発表された小説については気になってたので吉敷シリーズ見ていたなら普通に気づけたとは思います。ずっと通称でしか呼ばれてなかったしね。それでも多少衝撃を感じれるほどの力作だった。


ちょっとだけあれかなーって部分は2点かな。
某人の「龍臥亭事件」という記述は「龍臥亭」までにしたほうがフェアだったような。
○○と○○がなぜそういう関係になったかは描かれてない。
しかしこんなことは些細な事であり全く不満は無い。


密室殺人も非常に考えられていて面白かったですよ。
石岡くんと一緒にアーーーーーーーーーーーッ!しましょう。

ウランについては知識が無かった為に考えが至らんかったなあ。
てっきり○○があそこにいるのかとおもってた。


なんかまたまた格の違いを見せられちゃったなー御大に。
Sいつつくらいあげてもいんじゃないかな
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 龍臥亭なんだけどこの小説めちゃくちゃ面白いと思う。
石岡くんが事件を解く、つまり凡人がこの超難易度の犯罪を解き明かすわけである。その為、推理のプロセスが明確に順序よく把握できるように構成されている。壮大なプロットであり、濃い密度があるこの本を読んでいる感想としては他の小説とは別格の印象を雄弁に受ける。ネタバレ記事を書いているので今回で終わろうと思う。事件の顛末・解説はこんなところに書くべきではないといまさらながら思うので。

龍臥亭 第七章

 石岡くんとミチがミチの夜10時の墓地参りに行き銃撃された次の夜、ミチは今夜も行くと言う。
石岡くんは里美にユキを頼み、二子山一茂と坂出小次郎にも協力を仰ぎ、ミチを尾行する。
無事ミチが拝み終わった後、一茂が墓地の向こうの茂みで白いものがあると言うので、ミチを待機させ、3人はこれに近づく。坂出の案により、3人は三方に別れて腹ばいでこれに進む。石岡くんはそれが人影であることに気づいた。しかもそれは2人いるようだ。近づくのが億劫になるが興味も同時に滞在する、すると坂出の声がした。坂出はもう到着したようだ。そして二人は倉田エリ子と犬坊一男の死体を発見する。清らかな死体であった。清らかという表現である理由の一つに何故か死体のそばには二冊の本があったからなのである。基督教の賛美歌集と北原白秋詩集であり、今までのような残酷な死体現場ではなかった。
 次に発見された死体は守屋と菊子であった。これらは最初石岡くんが貝繁村に来た時に通ったバス停の近くである。守屋は停留所の待合室で、菊子はバス停から少し行ったところの道の脇に置かれていた。守屋は失踪時とは服装が違い、服が一度脱がされた形跡があった。菊子の死体に新聞紙の包みが置かれていた。この新聞紙は不細工な鳥の絵が描かれていた。その中身は守屋の性器であった。これは何を意味するんだろう。
 石岡くんは事件を必死に考え、御手洗のような超人的な閃きも無ければ記憶力もないので、物書きなんだから文章を書いていた方が頭は回転するから事件を整理しながら推理する。被害者の表をつくり共通項を探した。この事件の謎は多数あり、それはつまりその数だけ真相へのアプローチが可能であるのだ。

まあ省略。

 現在下巻の180頁。石岡くんが里美の学校の図書館で阿部定事件について事件の内容を知った後、犯人が過去の事件の見立て、要するに過去の事件を参考にした部分があるのではないかと考え、昭和年表本を見ながら犯人が知りえた情報を探している。津山三十人殺しについて昭和十三年の桜の頃と言っていたから四月の頁を見るが見当たらなかった。おしいなあ、これ五月なんだよ石岡くん、どんまい。
 石岡くんは阿部定事件のあった昭和十一年をざっと見たが他に猟奇的な事件は無かった。津山三十人殺しも見つからない。本を閉じ、これは違ったかとしばらく考えた。ここで読者が考えるべき事は何が違ったか?を石岡くんと同時に考えるべきであるというのがぼくの考えだ。
 ぼくはこれを怠り行を進めてしまった。
 御大の筆は進み、間違ったと言ってもこれは二通り考えられる。今回の龍臥亭事件のテキストを実事件に捜すという発想そのものが違っているという考え方、これが一つ。もう一方は、追求の考え方は間違っていないが、昭和十一年という場所が違っているという考え方。
 本を閉じ、これは違ったかとしばらく考えた。ぼくもしばらく考えるべきであり、これは二通りの考えられる、というプロセスを歩まねばならなかった。このままでは石岡くんに先をこされるし、いつまでたっても読者が今までの御手洗と石岡くんの関係みたくいつも答えを待つという姿勢は即刻辞めるべきだ。そういう意思をこの本を通じて感じる。
 180頁4行目、しかし、ではそうであると仮定して、いったいどこを捜すのか。が現在である。これを今考え中だ。これを考えついた後に次の行を読もうと思う。昭和2万日の記録を全て捜すのは無理なので絞らないといけないがどこを捜すか。これは津山三十人殺しの記録を捜すべきなんじゃないだろうか。もしくは阿部定事件を知りながら解釈の違いを犯した犯人を考えると日本人であるという可能性をやめ、外国人の犯罪記録を捜すのもいいかも知れない。

 なんてなことを考えながらまあ読み進めていく次第です。個人的には一男が死んだのだからもういつでも中庭のリュウ壊した方がいんじゃないかなんて事は思う。TSのメンテ終わったしこの辺でお開きにしよう。

「リュウコワセ ミタライ」


……


・p・?

それだけですか?

はい

え、ほんとに?

はい

すみません、もういっかい読んでもらっていいですか

「リュウコワセ ミタライ」

やっぱりそれだけ?

はい、そうです。


 リュウと言えるものは龍臥亭と琴と中庭の青銅製の竜。
壊せと言うからには壊せる竜であり、龍臥亭は違う。琴は壊せるがどれであるかは不明。となると、中庭の竜ということで石岡くんは一男に中庭の竜っていくらぐらいしたんですか?ときくと、設計費だけで50万、トータル100万オーバーというので、お高いですね、あれって…壊すわけにはいけませんか?と言うと一男はあんた何を言っとるんだ?と。隣で聞いていた一茂にはしかもあれをどうやって壊すんですか?なんて言われる。巨大なハンマーでもあれば壊せそうだがそんなものは無い。


御手洗潔さんから石岡和己さんへお手紙が届きました

ここでの手紙は情報が少なすぎて何も断定して言えることはできないと言い、石岡くんはやればできるという励ましの内容だった。これ結構感動した。しかし、当の石岡くんは「御手洗は私を誰と勘違いしているんだろう?」とまず感じたらしい・p・;


 御手洗がヒントを提供し、ミチと育子の行動が第六章でわかる。
夜な夜な法仙寺の墓地へ行っていたのはミチ。
失踪した藤原と隠れて逢引していた育子。娘の里美はそれを明確に知っていたのであんな発言をしていた。
今度は守屋が失踪し、犬坊家は島根に引っ越したいが育子は別れたいと言い犬坊家分裂の危機。
こういった複雑なケースの事件では複数のストーリーが絡み合っていると言う御手洗。

 こっからは一章読み進むごとに推理をしよう。
リュウコワセは中庭のブロンズリュウであると思われる。ここで小野寺が消えたので隠し通路があるはずだ。
育子の体に大きな火傷の痣があったがこれは睦夫につけられた痣なんではないだろうか。となると睦夫の子供が育子かも。しかし睦夫は20ちょいで事件を起こした消えたので今生きていたら80くらいの睦夫の子供が50くらいの育子とは考えられないのでそうでは無いということになる。なんで痣があるんだろうわからん。育子は離婚したかったので龍臥亭で事件を起こしたとすると、藤原を嫌っていた幸子の身体にあんな酷いことをしたとも考えられるし、龍臥亭についても詳しく知っている、琴も詳しく知っているしで何かと都合はよろしい。育子が犯人であるなら協力者は藤原とか、他にも男は使えそうだし、結構有力な容疑者になるなあ。睦夫はすさまじい色魔の狂人であったが今回は女の色魔の犯行ということだろうか。
 育子の事を考慮して他の人物のストーリーも考えてみよう。娘の里美が知っているなら息子の行秀、夫の一男も知っている可能性はある。行秀は無口で不器用な面もあるが仕事は毎日きちんとやっている。親の言う事はきちんとする。一男は育子をそれでも愛していることになるし、一男が犯行を起こしたとすると龍臥亭の価値を落としたことになるので一男がそんなことをする道理も無いような。またそれだと真っ先に藤原が殺されるはず。
 2ヶ月前に留金が殺されたがこの時に龍臥亭に逗留していたのは誰がいるんだろう。3週間前は今いる全員がいたが2ヶ月前にも居たってことは無いような。例年通っている坂出は留金の存在は知っているとは思う。警察関係者が怪しい事は無いんかいな。駐在の森さん疑わしくなってきたわ。


さて、特定できそうもないし第7章を読もう。
TSが忙しくなっているが一日一章は読み進めていこう。


上巻のまとめをしておこう。

まずは登場人物を整理してみるか。登場人物表なくて不便なんだよね。
石岡和己:小説家
二宮佳代:依頼者、中盤で龍臥亭事件退場
犬坊秀市:龍臥亭の先代、二年前に死亡。琴が大好き。
犬坊菊:眼が見えないお婆さん。四月三日死亡。
犬坊松:お婆さん。ほぼ登場しなくてよくわからない。
犬坊一男:龍臥亭館主
犬坊育子:龍臥亭女主人
犬坊行秀:一男の長男、大男。無口。
犬坊里美:一男の長女、女子高生。
小野寺錐玉:琴の先生。三月六日死亡。
菱川幸子:琴の先生、小野寺の弟子。三月三十日夜死亡。割と嫌われ者。
坂出小次郎:元零戦のエースの老人。雑貨商、龍臥亭に骨休みにきた。
守屋:若いころに婦女暴行したことがあり案外疫病神らしい大男。中年の料理長。
藤原:守屋の弟子、まだ若くイケメン。四月一日から失踪。
中村晴美:召使い。三月三十一日死亡。
倉田エリ子:召使い。四月三日死亡。
二子山増夫:釈内教の神主。初老の紳士。
二子山一茂:増夫の息子。
ミチ:彼女の氏名は判明していない。佳代と同じ理由で龍臥亭へやってきて午後6時に仏の供養をする。
ユキ子:ミチの娘、四歳。
留金八十次:二月に龍臥亭を失踪。四月四日死体で発見される。
鈴木:警察官
福井:警察官
田中:若い警察官
御手洗潔:北欧オスローに滞在中。今回はスペシャルゲスト扱いかな。
法仙寺住職と奥さんは省略でいいかな。

なんかめんどくさくなってきたので、気になってるところだけ書いとこう。
 死体の額にマジックインキで7と書かれていて、死体の数が上巻終わりで6体となった。藤原が死体で発見されたとしたら7になるが、予告という事でいいかどうかはわからん。
 小野寺錐玉のバラバラ殺人の際には各部位が新聞紙で包まれていて、ニワトリの絵があったんだけど、菱川幸子の頭部が筏で流された時の新聞紙にはニワトリの絵はなかった。石岡くんはこれは大事な点だと思うので書いておくといった記述があるがこれがなんで大事なんかよくわからん。
 菱川幸子、中村晴美、倉田エリ子はダムダム弾で至近距離で撃たれてはいなく、密室殺人である。が、菊ばあさんは至近距離で撃たれてダムダム弾でも無かった。幸子の時には銃声は聞こえた。エリ子の時には失踪中の藤原を除いて龍臥亭にいる全員にアリバイがあった。
 小野寺錐玉が行方不明になる際に中庭で小野寺は石段の中断以降から消えた。誰もどこに消えたのかわからない。隠し通路でもあるってことだろうか。
 深夜の睦夫の亡霊が現れる際にピシャリピシャリと水の音がするが、これは地下の風呂場付近で鳴っているんではないだろうか。残飯もあるしどっかに誰かが隠れているのかも?
 龍胎館の5室はプロパンガスの暖房がある。
 竜頭の湯の龍の口の左下の石だけが新しい。
 丸ノコ小屋は使われた形跡が無い。
 丸ノコ小屋奥の焼き場で石岡くんは深夜人が焼かれる臭いを嗅ぐが朝そこを掃除した一男と育子は何も焼かれた形跡は無かったと言う、何故か。
 深夜石岡くんが中庭を横切る不審なものを追跡するが椿の木であった、全くわからない。
 ミチが深夜に起きて2畳の間で見た睦夫の亡霊は顔に暗い垂れがかかっていたというが石岡くんが見た大男の顔は黒い穴がぽっかりと空いていた、犯人は一人では無いんだろうか。
 犯人の動機が龍臥亭、犬坊家の恨みであり睦夫の亡霊による見立て殺人を行っていることになるが、この動機を持つ人物が見つからない。また犬坊家の人間が殺されないのは何故か。
 佳代を診た霊能力者の先生も怪しい気がするが登場人物で考えるなら二子山増夫であるが佳代と増夫が知り合いであるような記述は無いのでこれは同一人物では無いはず、霊能力者が関係しているかわかんない。
 駐在所から中村と菱川の死体を盗んで、菱川の死体を加工する時間、及び、留金の死体があるところまでは割りと時間がかかるがこれを実行しうる時間を持てた人物が誰なのかもわからない。
 中村晴美の盗まれた死体がまだ無いが、それはどこへ行ったのか。石岡くんが嗅いだ臭いが中村のものなんだろうか。違うとしたらどこに保存場所があるんだろう。
 男の犯行のように思うが女の犯行という可能性は無いだろうか。しかし女性が残ってないし。小野寺や、幸子が実は死んでないという可能性は無いだろうか。しかし小野寺は鑑識で証明済みで幸子は実際石岡くん達も見てるので別人の可能性は無い。犯人は死んだと思わせたあの人なんていうオチは無さそう。
 駐在の森さんが犯人か?死体を盗むのは簡単だし、移動も楽で取り調べもたいぎそうだったが頭が切れるようには見えないしそんな恐ろしいことするようには思えない。

五里霧中。このまま下巻行くかな。
そろそろ外出タイムが迫ってきました。また2時前には帰ってきます。

龍臥亭事件 島田荘子 御手洗シリーズ(御手洗はほぼ未登場)

 この本は八つ墓村と同じく津山三十人事件を元にした小説であることは知っている。
故に買ったというのもあり、この田舎をどんな素敵な描写で描いてくれたかも見所で楽しみだ。
残念ながら主役・御手洗潔は既に日本を飛び立った後で石岡くんが今回の主役だ。
 石岡くんは普通の人なので、彼に解けるならおれにだって解けるぜ!まあそんなわけで
今回は上・下巻とありますが上巻で犯人当ててやるぜ!こんな意気込みなのです。

第一章 5~123頁
 二宮佳代から依頼を受ける。
依頼内容は非常にややこしく不明瞭なものなので説明しずらいのだが、
佳代の身内に不幸が重なるのでお祓いしてもらおうと思ったが
霊能力者の先生を紹介されその人にみてもらうと、佳代には前世から悪い女の霊が憑いている。
そう云われてみると佳代は霊感の強い方で時々変なものを見る。
それでどうすればいいのか尋ねると、大きな樹の下に行き、
そこを掘り埋められている手首を探し出して供養すればいいと云われた。
その樹は岡山県のどこかにあるはずだと云われ、石岡くんに一緒に探しに行ってほしいという依頼だった。
正直言って無茶苦茶な依頼で石岡くんじゃなければこんな依頼引き受けないと思う。
 20~50頁は石岡くんと佳代が横浜から龍臥亭に向かうまでの記述。
ここは非常に素晴らしい。石岡くんのへたれさと佳代のなんだかこの人おかしいんだけど
っていうアンニュイサを含みつつ都会から過疎化した町へやってきた人の感覚を見事に表現している。
 50~123頁は龍臥亭主人に門前払いされたところに第一の殺人事件が起き、
なんとか宿にありつけた石岡くんが眠るまでの記述である。
密室で琴の女先生が銃で額を撃たれるという大きな謎が提示された。
銃も発見されていなく、なんらかの時限トラップで銃が発射されるくらいしか密室殺人できそう
に無いが、まだ本当に密室かどうかは疑わしい所でこの時点では何とも言えない。

第二章 124~258頁
 一章の終わりと二章の初めはここでやっと石岡くんが龍臥亭をゆっくり観察することができ
龍臥亭の造りを説明してくれる。
龍臥亭は「龍尾館」・「龍胎館」・「龍頭館」の3つで構成され、龍がとぐろを巻くように円になっており
龍尾館が3回建てで、龍胎館は全23室の客室であり、龍頭館は温泉の湯館になっている。龍尾館の屋上と龍頭館は小橋で行き来ができるようになっている。
龍尾館から時計周りに龍胎館が長いスロープに、つまり坂を上っていくように円を描いて龍頭館に到達する素敵な建築物なのである。
 石岡くんが龍尾館の応接間に行くと、警察官に迎えられた。
彼らは石岡くんの小説を読んだことがあり、御手洗はどうした?ほんとは御手洗某なんて人いないんではないか?石岡=御手洗なんでしょ?と嘲笑される。自慢では無いが石岡くんは今までの事件で真相がわかったことなど皆無だった。169頁まで警察と会話で第一の殺人に対し情報が提供される。
 ここで注目すべき情報は幸子の額に埋まっていた弾頭が1930年代のブローニング製でダムダム弾であったことだ。ダムダム弾とは弾頭に傷をつけ鉛の芯を露出する細工を施したものでこれにより通常より殺傷能力が高まるのだ。この点はかなり大事だと思われる。
 170頁からは二宮佳代の目的を果たすべく、巨木を探し手首を掘り起こしに二人で行ったところ、佳代が一発で手首を発見し、石岡くんはびっくりして唖然とし、とりあえず龍臥亭の裏手にある法仙寺という寺にこれを持って行き供養してもらおうと提案し、法仙寺を尋ねる。住職にこの手首を見せると住職は卒倒してしまい、二人は龍臥亭に戻る。ここまでが192頁。
 石岡くんが第一回ギブアップ宣言をする。佳代にいいかんげんにしてくれないか、きみは何故ぼくがバカなことを良い事に騙そうとするんだとわめきちらす。石岡くんのパニックっぷりが悲しい。佳代も先生そんなに自信なくなってたんですか?と嘆く。佳代に励まされ石岡くんは立ち直る。
 直後女性の悲鳴が聞こえる。ミチさんという母親の悲鳴が聞こえたのだ。第二の殺人発生。
召使の中丸さんという若い娘が死亡。
 199~214頁で第二の殺人の不可解性について書かれてる。要点としてはこれも密室状況、髪のあたりに赤黒くねばった血液が流れていたとあるので頭が撃たれてるっぽい。母ミチとその娘ユキ、中村さんと並んで仏壇を拝んでいたところ、中村が母と娘の方へ倒れこんできた。目を開けて中村を見ると既に撃たれていた。なんと銃声は聞こえなかった。近場にいた石岡くんと佳代も銃声は聞いていない。あと後述の警察官の話ではこの銃撃は室外から発射された形跡は無い、何故なら葦戸の扉の隙間にも弾が通った痕跡は見当たらなく、葦戸にハンガーを掛けていた衣類にも弾が貫通した形跡は無いからである。
そして至近距離から撃たれた形跡も無いという。何故なら至近距離なら火薬が死体に飛散るから硝煙反応が残るはずだからである。
近遠が否定され、残るは天井かと思われたが天井を調べても天井には何の細工も無いのでそこからの発射は無理である。
というかなり面白い不可解な事件である。
 215~222頁でもう一度龍臥亭についての説明があり、登場人物がどこの部屋にいるかや龍頭の湯についても書かれ、また龍胎館の部屋の暖房器具についての描写もある。
ここでかなり重要な要素を発見した。石岡くんの部屋には暖房が無いのだ。だがミチの部屋にはストーブがあり、しかもこれはガスストーブであるという。このガスが引かれている部屋は5室しか無いので石岡くんは不思議に思っているのだ。
 パッとおれ閃きました!きっとこれね、ガス銃なんだよ。ガス銃だからいわゆる銃の形状をしていないから発見されないんじゃないかと思う。そして発射音なんだけどガス銃の上にたぶん発射速度は通常の銃と違い抑えている、つまりあまり音がしないようなサイレンサー銃になっているはずだ。そのかわり殺傷能力はダムダム弾で補強しているから、たった一発で仕留めることができているんだ。このたった一発で仕留めるというのも通常では不安に思われるところだが犯人は自信があると見える、大事な要点だ。
 223~232頁。佳代とミチが意気投合。理由は両者が同じ理由で龍臥亭を訪れていたから。が、しかし佳代が警察に引張られる。理由は持ち帰った手首が3週間前にバラバラ殺人となった小野寺さんという人の手首であったからだ。
 233~258頁。石岡くんと警察官の会話。ここで事件の事を色々聞く。御手洗の出馬要請を希望され、石岡くんは御手洗に手紙を送るとことにする。

第三章 259~364頁
 石岡くんは里美に風呂に案内される。実に2日ぶりのお風呂でしかも里美と接することができ、陰惨な殺人事件が起こっていても気分は上機嫌となる石岡くんであった。里美は田舎で育ったことに恥じらいがあるらしく、都会=東京の憧れが非常に強い女子高生である。何度横浜から来たといっても東京の先生と呼ばれる。
「四分板の間」に菊ばあちゃんが寝込んでいるそうだ。二子山の親子は龍臥亭のお祓いをしに来たらしい。
竜頭の湯は石造りの龍の口から温泉がとうとうと浴槽に流れ落ちていた。よくみると龍の頭の左下の石だけが真新しいものであった。
 4月1日土曜日、里美は昼までには戻ってくるらしい。石岡くんが朝食を終え廊下を歩いていると中庭に菊ばあさんとユキちゃん、その母ミチさんがいたので近寄ってみた。すると菊ばあさんは眼が見えていないらしく、あさっての方向を向いて紹介を済ませることとなった。菊ばあさんと別れた後、坂出が龍臥帝に帰って来た。佳代のことを尋ねるとどうやらすれ違いになったらしく、知らないと言う。坂出は第二の事件中には警察と連れられ龍臥帝を離れていたので容疑者では無いとなり戻ってきたのだ。
 坂出は零戦のエースと呼ばれた程の人であり、銃について尋ねるとあれは猟銃の弾なのでただのパイプでも撃てないことは無いがライフル痕が違うとかあっても線が違うとかといった細かい点で苦労するので、琴に仕掛けをしたとしたらその仕掛けを回収しないと駄目らしい。あの火事の間に誰かが仕掛けを回収したのかもしれないと考えているようだ。
 犬坊一男が大慌てで龍胎館の廊下へきた。中丸さんと菱川さんの死体が駐在所から盗まれたのが今朝わかったらしい。すると今度は法仙寺の奥さんがこれまた大慌てでやってきた。鶏小屋の中に異様なものがあるらしい。4人は鶏小屋に向かった。首無し死体発見。一男がこれを見た瞬間回れ右をして鶏を踏み潰してもいいような慌てっぷりで小屋から出て行こうとしたのが面白く、初対面の印象と違い一男に愛嬌が出てきたと思う。石岡くんたちは警察では無いので中丸晴美か菱川幸子であるかの判断はつけられなかった。着衣が布一枚といった感じで下着をつけていないように見えた。犯人に不埒な事をされた可能性がある。
 313、314頁で石岡くんが軽く龍臥帝の事件の整理をする。
 里美が帰宅し、アヒルを川に泳がせに3人で行った。里美に龍臥帝の人達の印象を聞いたり事件について聞いたり映画館に行く約束をしたりと里美と楽しく話す、暗い気持ちが川に流されるようになくなり気分はまたまた上々となったところで川の上流で遊んでいた子供たちが騒々しくなったので見ると、どうやら川に筏のようなものが流れているのを追いかけたり石を投げたりとしているようだ。そのイカダの上に新聞紙で包まれたものが乗っかっているのを見て、第6感が働きこれを皆で懸命に手に入れる。すると中をチラリと覗くと人間の鼻が見えたので急いで警察へ通報。355~360頁でこれについての鑑識の結果がわかる。
 石岡くんが龍臥帝に帰ると電話がきた。出ると二宮佳代であった。佳代は警察から解放されたので一緒に帰ろうと言うが石岡くんはこの事件の結末を見たいし、里美ともうすこし一緒に居たいという気持ちもありこれを拒否すると佳代は怒ったように電話を切り、女という生き物は全くよくわからないものであるが、こうして佳代は龍臥帝事件から退場した。

 第四章 365~441頁
 365~380頁、深夜にミチが睦夫の亡霊を見るという一騒動があったが警察に夢オチでしょと言われる話。
 4月2日、石岡くんが眼を覚まし、中庭に散歩に出かけると二子山親子が正装をして龍尾館へと向かっていった。龍尾館の地下にある風呂場でお祓いをするらしいと田中に聞く。厨房の守屋に招き入れられ、地下に散歩に行く。
 朝食へ出ると里美がいたので里美ルートを狙ってトーク開始。龍臥帝に来た当初の幸子が演奏していた曲は何かとたずねると、G線上のアリアだと言う。しかし、幸子はG線上のアリアが好きでは無かったし、あれは17弦の琴で弾くものだからそれはなんだかおかしいと言う。
 それから里美の部屋に行き、琴を見せてもらう。ちょっとだけ弾いてもらい演奏を聴いたりした。琴の説明を数ページしてくれてる。
 里美と映画館→喫茶店とデート気分だが学校では両方とも父兄同伴じゃないと出入り禁止らしい。何だっていいのだ、こんな美人と一緒に行けるなら。
 留金さんという今年の2月まで龍臥帝で働いて人についての話を聞く。これは事件の第一容疑者だと思って、女性への悪癖が無いかとか人物像をやんわりと里美に質す。どうやらそういう人ではないらしい。
 里美はこのままでは龍臥帝は終わりだと言い、石岡くんはじゃあこの事件を解決したら君の家を助けることになるんだろうかと質問すると里美はYESと答えたので、よし御手洗に手紙を書こうと思った。
 龍臥帝に戻り田中と電話をする。留金についてと、鶏小屋の死体、筏で流された頭部が菱川幸子でその鑑識の結果を聞く。筏は不器用に作られていて、留金は器用であり犯人像と異なる。知能犯だと思われるが留金は頭がそんなに良くはない、どちらかというと他人からは愚か者に見られるような人物である。それでも警察は留金を第一容疑者としてこれの行方を捜査中である。409~424頁終わり。
 夕刻になり、守屋が藤原が帰ってこないと言う。こんなことは今まで一度もなかったし、何も告げずに出て行くのはありえないと不安になっている。石岡くんも警察も今までの被害者は全員女性なので男の藤原がいなくなっても別段心配にはならなかった。
夕食を終えた後、まだ藤原が帰ってこないと守屋が言い、守屋は石岡くんに見せたいところがあると言い、琴の制作場を案内する。8年ほど前に琴の職人樽本という人が龍臥帝を出て行ったらしい。その人が管理していた仕事場には鋸とかがあり、守屋は今この鍵を管理しているのが犬坊行秀だと思っていて、実は行秀が怪しいと思っているらしい。これが433~441頁。

第五章 442~577頁
 442~459頁、前章のミチと同じく深夜に眼を覚ました石岡くん。寝床に仰向けになっているとピシャリ、ピシャリという音を聞き眼が覚めたのだ。そして廊下へ出ると睦夫の亡霊を見た、がこれは龍尾館の3階の部屋に飾ってあった絵を二子山親子の部屋の前に移動させていたのを見間違えただけであった。安堵した後中庭に怪しいものが横切るのが見えたので気になってこれを追跡した。夜霧の中、跡をついていくと法仙寺の墓地にいき、一本の椿の木に変わった。龍臥帝に帰ろうとしたら、守屋に案内された丸ノコが置いてある小屋の奥の焼き場の前で死体の焼く異臭と共にその前に背を向けて立つ人影を見た。これが振り向くと顔にぽっかりと黒い穴があいていた。あまりの怖さに全力で自分の部屋まで駆け込み意識を失ったというくだりである。
 4月3日、この日も早朝6時の鐘の音で起こされ、深夜の冒険のおかげで偏頭痛を感じていた。朝食をとる気になれないので断ろうとすると「エリ子が里美さんが話しがあるそうです」と言うので、聞いた瞬間には元気良く「あ、すぐいきます!」と返答していた石岡くんには深夜の勇を称える気持ちも消失する。朝食の際には皆に顔色が優れないと言われ深夜の冒険譚を披露したりした。朝食後また床につく。するとまた倉田エリ子に昼食ですと起こされる。それでもエリ子はなかなか良い顔立ちをしているのでほいほいされる。エリ子は私は明日には実家に戻ることになりましたと言うので、短い間でしたがお世話になりましたと丁寧にかえしておいた。どうやら死亡フラグが立ってしまっているようだ。むー、残念。
 昼が過ぎると里美が帰ってきた。これから母育子と里美で園芸会を開き琴の野外演奏会をする運びとなっているのだ。気分の滅入ることが続く龍臥帝の全体を癒す為に催された会なのである。
 石岡くんは深夜見た丸ノコの小屋を見に行きたいが一人で行く勇気は持ち合わせていなかったので里美を連れて行く。ちょうど里美は演奏会の前にジンクスをつけるため丸ノコの小屋の近くにある井戸の水で手を清める予定であったから大変都合が良いのであった。
 482頁、里美が石岡に突然キスをする。
 483頁、龍臥帝に滞在する全員(藤原はいない)が集い演奏会が始まる。大変素晴らしい演奏だったのでオーディエンスの何人かがアンコールを要求し、犬坊母娘はアンコールに応える。琴の演奏時間は割合長いのでそろそろ仕事の時間となったもの達は中庭から離れて行く。このとき離れた人物は、ミチ、ユキ、エリ子、菊子、行秀で、行秀が鐘を叩いた直後に演奏は終わった。2回目の鐘が鳴り、守屋が琴を片付ける為に庭に向かおうとした瞬間、ミチの悲鳴が聞こえた。エリ子が中村晴美と同様に死んでいたのだった。今回も銃声は聞こえなかった。これは鐘の音で銃声が掻き消されたということらしいです。
 491~512頁、警察官3人が話し合いをしているところに育子が来て菊子が死んでいると告げる。
菊子は心臓を銃で一撃であったらしく、この弾はダムダム弾では無かった。密室でも無かった。後の坂出と石岡くんのやりとりで坂出が語るには鐘の音の最後の6回目と同時に銃で撃たれたから銃声が誰にも聞こえなかったのではないかと考えられるようだ。また菊子の部屋に置かれていた特注品の琴についての説明も書かれている。
 513~525頁、石岡くんと守屋が町の郵便局に行き、御手洗宛の手紙を郵送する話。
 525~537頁、石岡くんがちょっと推理(笑)を試みる。端からみると彼の推理は犯人を決めてからの当てつけ推理にしか思えない内容であった。田中との会話で丸ノコの鍵は行秀ではなく育子が管理していたとも聞いた。また丸ノコ小屋は既に警察は調べていて犯行に全く関係していないと言われる。菊子は今までの犯行とは違う事が多かった事を述べる。至近距離で撃たれたらしく硝煙反応もちゃんと出たらしい。菊子の部屋の窓の外からは犯人が逃亡した可能性は0であった。藤原の目撃情報があり藤原は生きているようだ。守屋は少年院に入っていたことがあり、罪状は婦女暴行、しかも一人や二人では無いらしい。これには石岡くんもびっくり。石岡くんは今まで女性ばかりなので次は里美が危ないと田中に言う。田中は里美も割りと問題児らしいと語る。学校でもお化粧をしてくるので注意を受けているらしい。それを聞いて石岡くんは初めて里美がお化粧をしていることを知る。姑獲鳥の夏の関口巽じゃあるまいし、ねーよ石岡くん^^;;;;;;;
 537~557頁、留金の家と留金の亡き兄の家を警察と石岡くん、里美と、二子山親子、坂出の計8人で向かう。車内で坂出と零戦話しなんかを聞いたりする。
 留金の兄の家に着き警察が調査開始。30分以上頑張ってたところで突然雨が降り出した。里美と二人で雨宿り。他の人達とはぐれてしまった。里美は貝繁村の女は美人が多く、あの村には秘密があるのよなんて言う。石岡くんは彼女が前に言えないと言っていた因縁、女の業というものは女性の性的なシンボライズする言葉であるから言えないと言ったのではないかと考えていた、がそこでふと目の前に藪を掻き分けると変なものが見えた。それは靴だった。はい、首吊り死体発見。
 バスに戻り警察に知らせる。留金の死体であった。留金の死体には菱川幸子の髪を鬘にしたものや肉体の一部がジャケットに入っていた。
そして留金は死後2ヶ月が経過していた。これにより留金は犯人では無くなり、事件の第一被害者で、幸子の死体が出てきたことから幸子の死体が盗難されてバラバラにされた後、誰かがここにやってきたと言うことになる。

下巻へ続く。


有栖川有栖氏の小説。

あらすじは
双子の兄弟が殺人犯?しかし兄の妻が余呉湖畔で殺されたとき、兄は博多、弟は酒田にいてアリバイは完璧だった。やがて第2の殺人。兄弟のどちらかが被害者らしいが、死体からは頭と手首が失われていた。犯人の狙いはどこに?犯人の大トリック、多彩な伏線が、結末で読者を仰天させる、大型新鋭の傑作。

アマゾンのやつをコピペしました。

 結論から言うと、推理ミスりました。前半の推理をミスったんだよね。後半の推理は完璧だった。なので後半については特に言う事は無い。なので前半の話をすると、これ鉄道トリックなんだけど、双子のアリバイが崩せないって連呼されるんだよね。
 警察と推理小説家と私立探偵が双子のアリバイを崩そうとするんだけど、誰も解けないという話で流れるんだ。そこで僕も列車ダイヤ表や飛行機の時間表も見て、色々考えたんですが、解けませんでした。私立探偵は最後の切符の指紋の謎の前に沈められたんですが、僕はこの私立探偵の説を読みながら、切符は電車に運んでもらえば良いという事には気づいてたんだ。でも時間見るとね、飛行機と列車が同じ時間に到着するからこれも無理かって諦めてしまった。だからこれはもう論理的に無理だろうと思って、前半と後半の犯人は同一人物なのが当たり前だと思ってしまってたから、これは電車関係無いんじゃねえかとまで疑ってしまい、見事推理ミス\(^o^;)/
 しくったなぁ、もうちょっと推理を先に進めて考えれば辿り着けた筈だったのになあ、自分の推理に酔ってしまって、復讐という動機、そうこの動機ってやつを疎かにし過ぎたのが敗因だね。
 第5章読み終わった時に自分の推理を完結させてたから一気に最後まで読んだけど、結構ドキドキしながら読んだ。自分の推理が無事合ってるだろうかと臆病になりながら読むというのもまた推理小説を読む楽しみなんだと励ましながら読み進めると解説部分で推理ミスを知って凹んだ。思うに自分で話を飛躍させすぎて自分が面白いと感じる話にしたかったんでしょう、普通に考えたらこれで納得の話なのに自身が納得できないからとむりやりのストーリーを作ってしまった。前半部のアリバイこそ不可能な謎として大きくなってしまったんだ。自分で勝手に作り出した妄想の謎だったわけだけど、それを他人に暴いてもらいたいだなんてアフォの極みでした。双子のアリバイ崩しが論理的に不可能、だからこの証言は事実でアリバイ成立、この論理的に不可能なんて決め付けが

もうやめとこう、単純に論理が甘かっただけだ。反省しよう。

これは本格であり、真実にたどり着く為の情報は全て提供される。
どうかこの双子のアリバイトリックを崩してほしい。

よし、こういって他人におすすめするのが正しいな。
A評価でフィニッシュで。
プロローグを読み、登場人物を確認。
登場人物が16ページでした。

ここでおれに精霊が語りかけた。

気になったので坂本くんに電話して一つ確認してみた。

なんと、犯人当てちゃいました/(^o^;)\


まさかの展開だったなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

坂本くんにあっぱれ!いただきましたー\(^o^;)/

坂本くん何でわからんかったんすかーときいたら、
言い訳さしてくださいと。
ぼくは最初の方(推理小説を読んだ数的に)で読んだので貴方とは場数が違ったんですと。
それでも代表的な所は読んでたと思うので検死が甘いんじゃないかとつっこみを入れたら
まあぼくは喝!でしたけどぉと言ってました。
よし、月一更新

前回と比較してみると読んだのは
・死神の精度
・御手洗潔のダンス
・眩暈
・アトポス
・黒祠の島
・長い家の殺人
・葉桜の季節に君を想うということ
・壷中の天国
・八つ墓村
・獄門島
・姑獲鳥の夏
の11作品か。
次回からわかりやすくするために未読も項に追加した。


タイトル 著者 評価 メモ
変身 東野圭吾 B 哀しい
秘密 東野圭吾 S 読後感が凄まじい
容疑者Xの献身 東野圭吾 S 究極の愛
どちらかが彼女を殺した 東野圭吾 S 二人の天才に狙われた犯人
私が彼を殺した 東野圭吾 A 落ち度が目につく
仮面山荘殺人事件 東野圭吾 B 雪絵=萌えの数式
十角館の殺人 綾辻行人 B 小説ならではのトリック
水車館の殺人 綾辻行人    
迷路館の殺人 綾辻行人 SS 完成度の高い推理小説のみSSランクです
時計館の殺人 綾辻行人 C 冗長駄作
どんどん橋、落ちた 綾辻行人 S 当たらないと太鼓判の推理小説短編集
8の殺人 我孫子武丸 C コメディー色が強い
オーデュポンの祈り 伊坂幸太郎 A このセンスにハマれないと伊坂読む価値無し
ラッシュライフ 伊坂幸太郎 A 5本の線が絡み合う
重力ピエロ 伊坂幸太郎 A ユーモア溢れる一品
死神の精度 伊坂幸太郎 異化効果
スキップ 北村薫 A 学生に返りたくなる
レベル7 宮部みゆき D 序盤しか読む所無かった
すべてがFになる 森博嗣 B キャラゲーなのでラノベに近い
クラインの壷 岡嶋二人 A ゲーム好きな人向け
月光ゲーム 有栖川有栖 B 描写がイマイチで推理困難
孤島パズル 有栖川有栖 S 解け!
双頭の悪魔 有栖川有栖 SS 全部解け!
女王国の城 有栖川有栖 S 推理の質はSSでNO.1である
スウェーデン館の謎 有栖川有栖 B 多少冗長なところがマイナス
絶叫城殺人事件 有栖川有栖 C 凡作
マジックミラー 有栖川有栖    
占星術殺人事件 島田荘司 SS 金田一少年が嫌いになれる本
斜め屋敷の殺人 島田荘司 S 解けませんから!
御手洗潔の挨拶 島田荘司 A 短編集でこの完成度
異邦の騎士 島田荘司 S そして伝説へ
暗闇坂の人喰いの木 島田荘司 S 解けれるはずだ!
御手洗潔のダンス 島田荘司 B 2つめは簡単に推理可能
眩暈 島田荘司 B 前半Sランクだが推理不可能
アトポス 島田荘司 おれ面白いと思うこれ。
龍臥亭事件(上・下)
島田荘司    
御手洗潔のメロディー 島田荘司    
ロシア幽霊軍艦事件 島田荘司    
魔人の遊戯 島田荘司    
龍臥亭幻想(上・下) 島田荘司    
摩天楼の怪人 島田荘司    
北の夕鶴2/3の殺人
島田荘司    
奇想、天を動かす 島田荘司 S 本格と社会派の見事な融合
漱石と倫敦ミイラ殺人事件
島田荘司    
黒祠の島 小野不由美 A 最後に最萌キャラ推参
長い家の殺人 歌野晶午 C 歌野さんは新作読んだ方良さげ
葉桜の季節に君を想うということ 歌野晶午 B 極めて問題作である
壷中の天国 倉知淳 B 犯人像を推理する作品
7回死んだ男 西澤保彦   30Pでオチわかった気がして一旦保留中
八つ墓村 横溝正史 S 戦後に既に萌えキャラは存在した
獄門島 横溝正史 C ストーリーに引き込まれない
姑獲鳥の夏 京極夏彦 A 敷居は高い方なので注意
魍魎の匣 京極夏彦    
狂骨の夢 京極夏彦    
鉄鼠の檻
京極夏彦    
絡新婦の理 京極夏彦    
ABC殺人事件 アガサ・C C 見立て
アクロイド殺し アガサ・C C 叙述の原点
3つの棺 J・D・カー C 密室講義


ねぇねぇ…どんだけ島田荘司読むの;

いやーほんとに後期作品が面白くないのか確かめてみようかと思ってね。

今週のワンピース激熱だったよね。
面白さがとどまることがないねあの漫画。
先週の白ひげが兄貴に似てるなってルフィのこと言ってたんだけど
あれ考えてみたんだけどDの血を白ひげもひいてるからさ、
白ひげの年齢考えるとDの血をひくすんごい人に似てるんだろうね。
その血筋にドラゴンやルフィがいるんでしょうたぶん。
56巻が発売されたけど56巻がこれまた面白い。
巻数がここまできてあんだけ面白いって異常だろう。
初版285万部だっけ、納得ですよ。
映画の方は漫画もアニメも映画連動企画してるけど
シキとか登場しちゃって大丈夫かなとか思ってしまうな。
シキって今のルフィで勝てるとは思えないんだけどw
どうするんだろうーw
海賊のランクがまだ違うと思うけどなあ、年逝ってるし両足義足だしその辺で何とかなる気もするけどね。
一味と離れちゃってるから映画で麦わらの一味に期待って感じすかね、いやもう是非見に行きたいよ。
今回の敵はシキであり大物って感じの敵キャラは初めてだよね。
今までのやつって、んーどんくらい強いの?って感じだったし。

よし蛇足冗長停止

やっと971ページ読みおわた。疲れた。
半分まで詳しくブログにかいたが後半読んでたら面白くてそのまま最後までいっちゃったのでもうあれで終了する。

御大は全てを推理させるようには書いていない。
そこまですると御手洗潔の輝きが減ってしまうからなんじゃないかな。
でも眩暈よりは読者が推理できるようにはなってるね。
なのでアトポスは犯人が誰か?メイントリックはどういったものであるか?を推理するには間違いなくフェアとなっていると断言していいだろう。
御手洗は754Pで初めて登場します。
御手洗はロケ隊に事件を順を追って話を聞く。
そこで数々のヒントをくれる。
最後の確認作業のために夜にまた戻ってきてそこで事件の解説をするといってフェードアウトするので
こっから読者は推理するといんじゃないかな、おれはそうした。

犯人が誰かはキャロルの描写部分で特定できました。
トリックはすまんわからんかった。


アトポスを評価するためにも流れをみていくとー
冒頭部レオナと精神科医の話でB
エリザベート・バートリでS
ルイス、ライアンとレオナでA
人魚でB
サロメでA
ロケ隊でカタカナ多いすぎて人はわからんがストーリーは丁寧でB
レオナのシーン140でA
神罰でS
キャロルでB
そっからのレオナの危機、魔女裁判でA
御手洗登場でこっからはペースがスーパーアップだと思う。S
解説部はむつかしい。個人的にはグッドだがBくらいか?

ということでAランクのテンションで読ませる質はある。

が、、、、、

分厚さと難解なのが問題点。
おそらく難解な説明部分がすらすらわかる人は少ないと思う。
トリックの仕組みとストレインジの解説部分が難解なので評価低いんだと思われる。

だからAとはいいにくいのでBという結論になってしまう。
人におすすめもしにくい点もあるしね。
もっと図解を入れてわかりやすくしたほうが良いいねこれは。

御大のすごいとこはこれほどの奇想天外な話を全て論理的に人間が行った事であると納得させちゃうとこがすごいとおもいまっす

さすがに疲れたし頭痛もするので次に読む本はサクっとしたやつにしようノシ
整理するのに3時間もかかるとは;
しかし登場人物や地名がカタカナばかりの上に多すぎるので把握できなさすぎる。

前回のおさらいを3行で書くと
・吸血鬼、人魚、サロメ、死海、エルサレムと魅力的なワードがてんこもりの壮大なストーリー!
・レオナが犯人か?いやそんなわけがあるか!と読者はレオナを信じてる
・我らが唯一神・名探偵御手洗潔いまだ登場せず!!!!

残り488項、やっと折り返し地点でっす!

494-  二
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