有栖川有栖氏の小説。
あらすじは
双子の兄弟が殺人犯?しかし兄の妻が余呉湖畔で殺されたとき、兄は博多、弟は酒田にいてアリバイは完璧だった。やがて第2の殺人。兄弟のどちらかが被害者らしいが、死体からは頭と手首が失われていた。犯人の狙いはどこに?犯人の大トリック、多彩な伏線が、結末で読者を仰天させる、大型新鋭の傑作。
アマゾンのやつをコピペしました。
結論から言うと、推理ミスりました。前半の推理をミスったんだよね。後半の推理は完璧だった。なので後半については特に言う事は無い。なので前半の話をすると、これ鉄道トリックなんだけど、双子のアリバイが崩せないって連呼されるんだよね。
警察と推理小説家と私立探偵が双子のアリバイを崩そうとするんだけど、誰も解けないという話で流れるんだ。そこで僕も列車ダイヤ表や飛行機の時間表も見て、色々考えたんですが、解けませんでした。私立探偵は最後の切符の指紋の謎の前に沈められたんですが、僕はこの私立探偵の説を読みながら、切符は電車に運んでもらえば良いという事には気づいてたんだ。でも時間見るとね、飛行機と列車が同じ時間に到着するからこれも無理かって諦めてしまった。だからこれはもう論理的に無理だろうと思って、前半と後半の犯人は同一人物なのが当たり前だと思ってしまってたから、これは電車関係無いんじゃねえかとまで疑ってしまい、見事推理ミス\(^o^;)/
しくったなぁ、もうちょっと推理を先に進めて考えれば辿り着けた筈だったのになあ、自分の推理に酔ってしまって、復讐という動機、そうこの動機ってやつを疎かにし過ぎたのが敗因だね。
第5章読み終わった時に自分の推理を完結させてたから一気に最後まで読んだけど、結構ドキドキしながら読んだ。自分の推理が無事合ってるだろうかと臆病になりながら読むというのもまた推理小説を読む楽しみなんだと励ましながら読み進めると解説部分で推理ミスを知って凹んだ。思うに自分で話を飛躍させすぎて自分が面白いと感じる話にしたかったんでしょう、普通に考えたらこれで納得の話なのに自身が納得できないからとむりやりのストーリーを作ってしまった。前半部のアリバイこそ不可能な謎として大きくなってしまったんだ。自分で勝手に作り出した妄想の謎だったわけだけど、それを他人に暴いてもらいたいだなんてアフォの極みでした。双子のアリバイ崩しが論理的に不可能、だからこの証言は事実でアリバイ成立、この論理的に不可能なんて決め付けが
もうやめとこう、単純に論理が甘かっただけだ。反省しよう。
これは本格であり、真実にたどり着く為の情報は全て提供される。
どうかこの双子のアリバイトリックを崩してほしい。
よし、こういって他人におすすめするのが正しいな。
A評価でフィニッシュで。
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