「リュウコワセ ミタライ」
……
・p・?
それだけですか?
はい
え、ほんとに?
はい
すみません、もういっかい読んでもらっていいですか
「リュウコワセ ミタライ」
やっぱりそれだけ?
はい、そうです。
リュウと言えるものは龍臥亭と琴と中庭の青銅製の竜。
壊せと言うからには壊せる竜であり、龍臥亭は違う。琴は壊せるがどれであるかは不明。となると、中庭の竜ということで石岡くんは一男に中庭の竜っていくらぐらいしたんですか?ときくと、設計費だけで50万、トータル100万オーバーというので、お高いですね、あれって…壊すわけにはいけませんか?と言うと一男はあんた何を言っとるんだ?と。隣で聞いていた一茂にはしかもあれをどうやって壊すんですか?なんて言われる。巨大なハンマーでもあれば壊せそうだがそんなものは無い。
御手洗潔さんから石岡和己さんへお手紙が届きました
ここでの手紙は情報が少なすぎて何も断定して言えることはできないと言い、石岡くんはやればできるという励ましの内容だった。これ結構感動した。しかし、当の石岡くんは「御手洗は私を誰と勘違いしているんだろう?」とまず感じたらしい・p・;
御手洗がヒントを提供し、ミチと育子の行動が第六章でわかる。
夜な夜な法仙寺の墓地へ行っていたのはミチ。
失踪した藤原と隠れて逢引していた育子。娘の里美はそれを明確に知っていたのであんな発言をしていた。
今度は守屋が失踪し、犬坊家は島根に引っ越したいが育子は別れたいと言い犬坊家分裂の危機。
こういった複雑なケースの事件では複数のストーリーが絡み合っていると言う御手洗。
こっからは一章読み進むごとに推理をしよう。
リュウコワセは中庭のブロンズリュウであると思われる。ここで小野寺が消えたので隠し通路があるはずだ。
育子の体に大きな火傷の痣があったがこれは睦夫につけられた痣なんではないだろうか。となると睦夫の子供が育子かも。しかし睦夫は20ちょいで事件を起こした消えたので今生きていたら80くらいの睦夫の子供が50くらいの育子とは考えられないのでそうでは無いということになる。なんで痣があるんだろうわからん。育子は離婚したかったので龍臥亭で事件を起こしたとすると、藤原を嫌っていた幸子の身体にあんな酷いことをしたとも考えられるし、龍臥亭についても詳しく知っている、琴も詳しく知っているしで何かと都合はよろしい。育子が犯人であるなら協力者は藤原とか、他にも男は使えそうだし、結構有力な容疑者になるなあ。睦夫はすさまじい色魔の狂人であったが今回は女の色魔の犯行ということだろうか。
育子の事を考慮して他の人物のストーリーも考えてみよう。娘の里美が知っているなら息子の行秀、夫の一男も知っている可能性はある。行秀は無口で不器用な面もあるが仕事は毎日きちんとやっている。親の言う事はきちんとする。一男は育子をそれでも愛していることになるし、一男が犯行を起こしたとすると龍臥亭の価値を落としたことになるので一男がそんなことをする道理も無いような。またそれだと真っ先に藤原が殺されるはず。
2ヶ月前に留金が殺されたがこの時に龍臥亭に逗留していたのは誰がいるんだろう。3週間前は今いる全員がいたが2ヶ月前にも居たってことは無いような。例年通っている坂出は留金の存在は知っているとは思う。警察関係者が怪しい事は無いんかいな。駐在の森さん疑わしくなってきたわ。
さて、特定できそうもないし第7章を読もう。
TSが忙しくなっているが一日一章は読み進めていこう。
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