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龍臥亭事件 島田荘子 御手洗シリーズ(御手洗はほぼ未登場)

 この本は八つ墓村と同じく津山三十人事件を元にした小説であることは知っている。
故に買ったというのもあり、この田舎をどんな素敵な描写で描いてくれたかも見所で楽しみだ。
残念ながら主役・御手洗潔は既に日本を飛び立った後で石岡くんが今回の主役だ。
 石岡くんは普通の人なので、彼に解けるならおれにだって解けるぜ!まあそんなわけで
今回は上・下巻とありますが上巻で犯人当ててやるぜ!こんな意気込みなのです。

第一章 5~123頁
 二宮佳代から依頼を受ける。
依頼内容は非常にややこしく不明瞭なものなので説明しずらいのだが、
佳代の身内に不幸が重なるのでお祓いしてもらおうと思ったが
霊能力者の先生を紹介されその人にみてもらうと、佳代には前世から悪い女の霊が憑いている。
そう云われてみると佳代は霊感の強い方で時々変なものを見る。
それでどうすればいいのか尋ねると、大きな樹の下に行き、
そこを掘り埋められている手首を探し出して供養すればいいと云われた。
その樹は岡山県のどこかにあるはずだと云われ、石岡くんに一緒に探しに行ってほしいという依頼だった。
正直言って無茶苦茶な依頼で石岡くんじゃなければこんな依頼引き受けないと思う。
 20~50頁は石岡くんと佳代が横浜から龍臥亭に向かうまでの記述。
ここは非常に素晴らしい。石岡くんのへたれさと佳代のなんだかこの人おかしいんだけど
っていうアンニュイサを含みつつ都会から過疎化した町へやってきた人の感覚を見事に表現している。
 50~123頁は龍臥亭主人に門前払いされたところに第一の殺人事件が起き、
なんとか宿にありつけた石岡くんが眠るまでの記述である。
密室で琴の女先生が銃で額を撃たれるという大きな謎が提示された。
銃も発見されていなく、なんらかの時限トラップで銃が発射されるくらいしか密室殺人できそう
に無いが、まだ本当に密室かどうかは疑わしい所でこの時点では何とも言えない。

第二章 124~258頁
 一章の終わりと二章の初めはここでやっと石岡くんが龍臥亭をゆっくり観察することができ
龍臥亭の造りを説明してくれる。
龍臥亭は「龍尾館」・「龍胎館」・「龍頭館」の3つで構成され、龍がとぐろを巻くように円になっており
龍尾館が3回建てで、龍胎館は全23室の客室であり、龍頭館は温泉の湯館になっている。龍尾館の屋上と龍頭館は小橋で行き来ができるようになっている。
龍尾館から時計周りに龍胎館が長いスロープに、つまり坂を上っていくように円を描いて龍頭館に到達する素敵な建築物なのである。
 石岡くんが龍尾館の応接間に行くと、警察官に迎えられた。
彼らは石岡くんの小説を読んだことがあり、御手洗はどうした?ほんとは御手洗某なんて人いないんではないか?石岡=御手洗なんでしょ?と嘲笑される。自慢では無いが石岡くんは今までの事件で真相がわかったことなど皆無だった。169頁まで警察と会話で第一の殺人に対し情報が提供される。
 ここで注目すべき情報は幸子の額に埋まっていた弾頭が1930年代のブローニング製でダムダム弾であったことだ。ダムダム弾とは弾頭に傷をつけ鉛の芯を露出する細工を施したものでこれにより通常より殺傷能力が高まるのだ。この点はかなり大事だと思われる。
 170頁からは二宮佳代の目的を果たすべく、巨木を探し手首を掘り起こしに二人で行ったところ、佳代が一発で手首を発見し、石岡くんはびっくりして唖然とし、とりあえず龍臥亭の裏手にある法仙寺という寺にこれを持って行き供養してもらおうと提案し、法仙寺を尋ねる。住職にこの手首を見せると住職は卒倒してしまい、二人は龍臥亭に戻る。ここまでが192頁。
 石岡くんが第一回ギブアップ宣言をする。佳代にいいかんげんにしてくれないか、きみは何故ぼくがバカなことを良い事に騙そうとするんだとわめきちらす。石岡くんのパニックっぷりが悲しい。佳代も先生そんなに自信なくなってたんですか?と嘆く。佳代に励まされ石岡くんは立ち直る。
 直後女性の悲鳴が聞こえる。ミチさんという母親の悲鳴が聞こえたのだ。第二の殺人発生。
召使の中丸さんという若い娘が死亡。
 199~214頁で第二の殺人の不可解性について書かれてる。要点としてはこれも密室状況、髪のあたりに赤黒くねばった血液が流れていたとあるので頭が撃たれてるっぽい。母ミチとその娘ユキ、中村さんと並んで仏壇を拝んでいたところ、中村が母と娘の方へ倒れこんできた。目を開けて中村を見ると既に撃たれていた。なんと銃声は聞こえなかった。近場にいた石岡くんと佳代も銃声は聞いていない。あと後述の警察官の話ではこの銃撃は室外から発射された形跡は無い、何故なら葦戸の扉の隙間にも弾が通った痕跡は見当たらなく、葦戸にハンガーを掛けていた衣類にも弾が貫通した形跡は無いからである。
そして至近距離から撃たれた形跡も無いという。何故なら至近距離なら火薬が死体に飛散るから硝煙反応が残るはずだからである。
近遠が否定され、残るは天井かと思われたが天井を調べても天井には何の細工も無いのでそこからの発射は無理である。
というかなり面白い不可解な事件である。
 215~222頁でもう一度龍臥亭についての説明があり、登場人物がどこの部屋にいるかや龍頭の湯についても書かれ、また龍胎館の部屋の暖房器具についての描写もある。
ここでかなり重要な要素を発見した。石岡くんの部屋には暖房が無いのだ。だがミチの部屋にはストーブがあり、しかもこれはガスストーブであるという。このガスが引かれている部屋は5室しか無いので石岡くんは不思議に思っているのだ。
 パッとおれ閃きました!きっとこれね、ガス銃なんだよ。ガス銃だからいわゆる銃の形状をしていないから発見されないんじゃないかと思う。そして発射音なんだけどガス銃の上にたぶん発射速度は通常の銃と違い抑えている、つまりあまり音がしないようなサイレンサー銃になっているはずだ。そのかわり殺傷能力はダムダム弾で補強しているから、たった一発で仕留めることができているんだ。このたった一発で仕留めるというのも通常では不安に思われるところだが犯人は自信があると見える、大事な要点だ。
 223~232頁。佳代とミチが意気投合。理由は両者が同じ理由で龍臥亭を訪れていたから。が、しかし佳代が警察に引張られる。理由は持ち帰った手首が3週間前にバラバラ殺人となった小野寺さんという人の手首であったからだ。
 233~258頁。石岡くんと警察官の会話。ここで事件の事を色々聞く。御手洗の出馬要請を希望され、石岡くんは御手洗に手紙を送るとことにする。

第三章 259~364頁
 石岡くんは里美に風呂に案内される。実に2日ぶりのお風呂でしかも里美と接することができ、陰惨な殺人事件が起こっていても気分は上機嫌となる石岡くんであった。里美は田舎で育ったことに恥じらいがあるらしく、都会=東京の憧れが非常に強い女子高生である。何度横浜から来たといっても東京の先生と呼ばれる。
「四分板の間」に菊ばあちゃんが寝込んでいるそうだ。二子山の親子は龍臥亭のお祓いをしに来たらしい。
竜頭の湯は石造りの龍の口から温泉がとうとうと浴槽に流れ落ちていた。よくみると龍の頭の左下の石だけが真新しいものであった。
 4月1日土曜日、里美は昼までには戻ってくるらしい。石岡くんが朝食を終え廊下を歩いていると中庭に菊ばあさんとユキちゃん、その母ミチさんがいたので近寄ってみた。すると菊ばあさんは眼が見えていないらしく、あさっての方向を向いて紹介を済ませることとなった。菊ばあさんと別れた後、坂出が龍臥帝に帰って来た。佳代のことを尋ねるとどうやらすれ違いになったらしく、知らないと言う。坂出は第二の事件中には警察と連れられ龍臥帝を離れていたので容疑者では無いとなり戻ってきたのだ。
 坂出は零戦のエースと呼ばれた程の人であり、銃について尋ねるとあれは猟銃の弾なのでただのパイプでも撃てないことは無いがライフル痕が違うとかあっても線が違うとかといった細かい点で苦労するので、琴に仕掛けをしたとしたらその仕掛けを回収しないと駄目らしい。あの火事の間に誰かが仕掛けを回収したのかもしれないと考えているようだ。
 犬坊一男が大慌てで龍胎館の廊下へきた。中丸さんと菱川さんの死体が駐在所から盗まれたのが今朝わかったらしい。すると今度は法仙寺の奥さんがこれまた大慌てでやってきた。鶏小屋の中に異様なものがあるらしい。4人は鶏小屋に向かった。首無し死体発見。一男がこれを見た瞬間回れ右をして鶏を踏み潰してもいいような慌てっぷりで小屋から出て行こうとしたのが面白く、初対面の印象と違い一男に愛嬌が出てきたと思う。石岡くんたちは警察では無いので中丸晴美か菱川幸子であるかの判断はつけられなかった。着衣が布一枚といった感じで下着をつけていないように見えた。犯人に不埒な事をされた可能性がある。
 313、314頁で石岡くんが軽く龍臥帝の事件の整理をする。
 里美が帰宅し、アヒルを川に泳がせに3人で行った。里美に龍臥帝の人達の印象を聞いたり事件について聞いたり映画館に行く約束をしたりと里美と楽しく話す、暗い気持ちが川に流されるようになくなり気分はまたまた上々となったところで川の上流で遊んでいた子供たちが騒々しくなったので見ると、どうやら川に筏のようなものが流れているのを追いかけたり石を投げたりとしているようだ。そのイカダの上に新聞紙で包まれたものが乗っかっているのを見て、第6感が働きこれを皆で懸命に手に入れる。すると中をチラリと覗くと人間の鼻が見えたので急いで警察へ通報。355~360頁でこれについての鑑識の結果がわかる。
 石岡くんが龍臥帝に帰ると電話がきた。出ると二宮佳代であった。佳代は警察から解放されたので一緒に帰ろうと言うが石岡くんはこの事件の結末を見たいし、里美ともうすこし一緒に居たいという気持ちもありこれを拒否すると佳代は怒ったように電話を切り、女という生き物は全くよくわからないものであるが、こうして佳代は龍臥帝事件から退場した。

 第四章 365~441頁
 365~380頁、深夜にミチが睦夫の亡霊を見るという一騒動があったが警察に夢オチでしょと言われる話。
 4月2日、石岡くんが眼を覚まし、中庭に散歩に出かけると二子山親子が正装をして龍尾館へと向かっていった。龍尾館の地下にある風呂場でお祓いをするらしいと田中に聞く。厨房の守屋に招き入れられ、地下に散歩に行く。
 朝食へ出ると里美がいたので里美ルートを狙ってトーク開始。龍臥帝に来た当初の幸子が演奏していた曲は何かとたずねると、G線上のアリアだと言う。しかし、幸子はG線上のアリアが好きでは無かったし、あれは17弦の琴で弾くものだからそれはなんだかおかしいと言う。
 それから里美の部屋に行き、琴を見せてもらう。ちょっとだけ弾いてもらい演奏を聴いたりした。琴の説明を数ページしてくれてる。
 里美と映画館→喫茶店とデート気分だが学校では両方とも父兄同伴じゃないと出入り禁止らしい。何だっていいのだ、こんな美人と一緒に行けるなら。
 留金さんという今年の2月まで龍臥帝で働いて人についての話を聞く。これは事件の第一容疑者だと思って、女性への悪癖が無いかとか人物像をやんわりと里美に質す。どうやらそういう人ではないらしい。
 里美はこのままでは龍臥帝は終わりだと言い、石岡くんはじゃあこの事件を解決したら君の家を助けることになるんだろうかと質問すると里美はYESと答えたので、よし御手洗に手紙を書こうと思った。
 龍臥帝に戻り田中と電話をする。留金についてと、鶏小屋の死体、筏で流された頭部が菱川幸子でその鑑識の結果を聞く。筏は不器用に作られていて、留金は器用であり犯人像と異なる。知能犯だと思われるが留金は頭がそんなに良くはない、どちらかというと他人からは愚か者に見られるような人物である。それでも警察は留金を第一容疑者としてこれの行方を捜査中である。409~424頁終わり。
 夕刻になり、守屋が藤原が帰ってこないと言う。こんなことは今まで一度もなかったし、何も告げずに出て行くのはありえないと不安になっている。石岡くんも警察も今までの被害者は全員女性なので男の藤原がいなくなっても別段心配にはならなかった。
夕食を終えた後、まだ藤原が帰ってこないと守屋が言い、守屋は石岡くんに見せたいところがあると言い、琴の制作場を案内する。8年ほど前に琴の職人樽本という人が龍臥帝を出て行ったらしい。その人が管理していた仕事場には鋸とかがあり、守屋は今この鍵を管理しているのが犬坊行秀だと思っていて、実は行秀が怪しいと思っているらしい。これが433~441頁。

第五章 442~577頁
 442~459頁、前章のミチと同じく深夜に眼を覚ました石岡くん。寝床に仰向けになっているとピシャリ、ピシャリという音を聞き眼が覚めたのだ。そして廊下へ出ると睦夫の亡霊を見た、がこれは龍尾館の3階の部屋に飾ってあった絵を二子山親子の部屋の前に移動させていたのを見間違えただけであった。安堵した後中庭に怪しいものが横切るのが見えたので気になってこれを追跡した。夜霧の中、跡をついていくと法仙寺の墓地にいき、一本の椿の木に変わった。龍臥帝に帰ろうとしたら、守屋に案内された丸ノコが置いてある小屋の奥の焼き場の前で死体の焼く異臭と共にその前に背を向けて立つ人影を見た。これが振り向くと顔にぽっかりと黒い穴があいていた。あまりの怖さに全力で自分の部屋まで駆け込み意識を失ったというくだりである。
 4月3日、この日も早朝6時の鐘の音で起こされ、深夜の冒険のおかげで偏頭痛を感じていた。朝食をとる気になれないので断ろうとすると「エリ子が里美さんが話しがあるそうです」と言うので、聞いた瞬間には元気良く「あ、すぐいきます!」と返答していた石岡くんには深夜の勇を称える気持ちも消失する。朝食の際には皆に顔色が優れないと言われ深夜の冒険譚を披露したりした。朝食後また床につく。するとまた倉田エリ子に昼食ですと起こされる。それでもエリ子はなかなか良い顔立ちをしているのでほいほいされる。エリ子は私は明日には実家に戻ることになりましたと言うので、短い間でしたがお世話になりましたと丁寧にかえしておいた。どうやら死亡フラグが立ってしまっているようだ。むー、残念。
 昼が過ぎると里美が帰ってきた。これから母育子と里美で園芸会を開き琴の野外演奏会をする運びとなっているのだ。気分の滅入ることが続く龍臥帝の全体を癒す為に催された会なのである。
 石岡くんは深夜見た丸ノコの小屋を見に行きたいが一人で行く勇気は持ち合わせていなかったので里美を連れて行く。ちょうど里美は演奏会の前にジンクスをつけるため丸ノコの小屋の近くにある井戸の水で手を清める予定であったから大変都合が良いのであった。
 482頁、里美が石岡に突然キスをする。
 483頁、龍臥帝に滞在する全員(藤原はいない)が集い演奏会が始まる。大変素晴らしい演奏だったのでオーディエンスの何人かがアンコールを要求し、犬坊母娘はアンコールに応える。琴の演奏時間は割合長いのでそろそろ仕事の時間となったもの達は中庭から離れて行く。このとき離れた人物は、ミチ、ユキ、エリ子、菊子、行秀で、行秀が鐘を叩いた直後に演奏は終わった。2回目の鐘が鳴り、守屋が琴を片付ける為に庭に向かおうとした瞬間、ミチの悲鳴が聞こえた。エリ子が中村晴美と同様に死んでいたのだった。今回も銃声は聞こえなかった。これは鐘の音で銃声が掻き消されたということらしいです。
 491~512頁、警察官3人が話し合いをしているところに育子が来て菊子が死んでいると告げる。
菊子は心臓を銃で一撃であったらしく、この弾はダムダム弾では無かった。密室でも無かった。後の坂出と石岡くんのやりとりで坂出が語るには鐘の音の最後の6回目と同時に銃で撃たれたから銃声が誰にも聞こえなかったのではないかと考えられるようだ。また菊子の部屋に置かれていた特注品の琴についての説明も書かれている。
 513~525頁、石岡くんと守屋が町の郵便局に行き、御手洗宛の手紙を郵送する話。
 525~537頁、石岡くんがちょっと推理(笑)を試みる。端からみると彼の推理は犯人を決めてからの当てつけ推理にしか思えない内容であった。田中との会話で丸ノコの鍵は行秀ではなく育子が管理していたとも聞いた。また丸ノコ小屋は既に警察は調べていて犯行に全く関係していないと言われる。菊子は今までの犯行とは違う事が多かった事を述べる。至近距離で撃たれたらしく硝煙反応もちゃんと出たらしい。菊子の部屋の窓の外からは犯人が逃亡した可能性は0であった。藤原の目撃情報があり藤原は生きているようだ。守屋は少年院に入っていたことがあり、罪状は婦女暴行、しかも一人や二人では無いらしい。これには石岡くんもびっくり。石岡くんは今まで女性ばかりなので次は里美が危ないと田中に言う。田中は里美も割りと問題児らしいと語る。学校でもお化粧をしてくるので注意を受けているらしい。それを聞いて石岡くんは初めて里美がお化粧をしていることを知る。姑獲鳥の夏の関口巽じゃあるまいし、ねーよ石岡くん^^;;;;;;;
 537~557頁、留金の家と留金の亡き兄の家を警察と石岡くん、里美と、二子山親子、坂出の計8人で向かう。車内で坂出と零戦話しなんかを聞いたりする。
 留金の兄の家に着き警察が調査開始。30分以上頑張ってたところで突然雨が降り出した。里美と二人で雨宿り。他の人達とはぐれてしまった。里美は貝繁村の女は美人が多く、あの村には秘密があるのよなんて言う。石岡くんは彼女が前に言えないと言っていた因縁、女の業というものは女性の性的なシンボライズする言葉であるから言えないと言ったのではないかと考えていた、がそこでふと目の前に藪を掻き分けると変なものが見えた。それは靴だった。はい、首吊り死体発見。
 バスに戻り警察に知らせる。留金の死体であった。留金の死体には菱川幸子の髪を鬘にしたものや肉体の一部がジャケットに入っていた。
そして留金は死後2ヶ月が経過していた。これにより留金は犯人では無くなり、事件の第一被害者で、幸子の死体が出てきたことから幸子の死体が盗難されてバラバラにされた後、誰かがここにやってきたと言うことになる。

下巻へ続く。


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