上巻のまとめをしておこう。
まずは登場人物を整理してみるか。登場人物表なくて不便なんだよね。
石岡和己:小説家
二宮佳代:依頼者、中盤で龍臥亭事件退場
犬坊秀市:龍臥亭の先代、二年前に死亡。琴が大好き。
犬坊菊:眼が見えないお婆さん。四月三日死亡。
犬坊松:お婆さん。ほぼ登場しなくてよくわからない。
犬坊一男:龍臥亭館主
犬坊育子:龍臥亭女主人
犬坊行秀:一男の長男、大男。無口。
犬坊里美:一男の長女、女子高生。
小野寺錐玉:琴の先生。三月六日死亡。
菱川幸子:琴の先生、小野寺の弟子。三月三十日夜死亡。割と嫌われ者。
坂出小次郎:元零戦のエースの老人。雑貨商、龍臥亭に骨休みにきた。
守屋:若いころに婦女暴行したことがあり案外疫病神らしい大男。中年の料理長。
藤原:守屋の弟子、まだ若くイケメン。四月一日から失踪。
中村晴美:召使い。三月三十一日死亡。
倉田エリ子:召使い。四月三日死亡。
二子山増夫:釈内教の神主。初老の紳士。
二子山一茂:増夫の息子。
ミチ:彼女の氏名は判明していない。佳代と同じ理由で龍臥亭へやってきて午後6時に仏の供養をする。
ユキ子:ミチの娘、四歳。
留金八十次:二月に龍臥亭を失踪。四月四日死体で発見される。
鈴木:警察官
福井:警察官
田中:若い警察官
御手洗潔:北欧オスローに滞在中。今回はスペシャルゲスト扱いかな。
法仙寺住職と奥さんは省略でいいかな。
なんかめんどくさくなってきたので、気になってるところだけ書いとこう。
死体の額にマジックインキで7と書かれていて、死体の数が上巻終わりで6体となった。藤原が死体で発見されたとしたら7になるが、予告という事でいいかどうかはわからん。
小野寺錐玉のバラバラ殺人の際には各部位が新聞紙で包まれていて、ニワトリの絵があったんだけど、菱川幸子の頭部が筏で流された時の新聞紙にはニワトリの絵はなかった。石岡くんはこれは大事な点だと思うので書いておくといった記述があるがこれがなんで大事なんかよくわからん。
菱川幸子、中村晴美、倉田エリ子はダムダム弾で至近距離で撃たれてはいなく、密室殺人である。が、菊ばあさんは至近距離で撃たれてダムダム弾でも無かった。幸子の時には銃声は聞こえた。エリ子の時には失踪中の藤原を除いて龍臥亭にいる全員にアリバイがあった。
小野寺錐玉が行方不明になる際に中庭で小野寺は石段の中断以降から消えた。誰もどこに消えたのかわからない。隠し通路でもあるってことだろうか。
深夜の睦夫の亡霊が現れる際にピシャリピシャリと水の音がするが、これは地下の風呂場付近で鳴っているんではないだろうか。残飯もあるしどっかに誰かが隠れているのかも?
龍胎館の5室はプロパンガスの暖房がある。
竜頭の湯の龍の口の左下の石だけが新しい。
丸ノコ小屋は使われた形跡が無い。
丸ノコ小屋奥の焼き場で石岡くんは深夜人が焼かれる臭いを嗅ぐが朝そこを掃除した一男と育子は何も焼かれた形跡は無かったと言う、何故か。
深夜石岡くんが中庭を横切る不審なものを追跡するが椿の木であった、全くわからない。
ミチが深夜に起きて2畳の間で見た睦夫の亡霊は顔に暗い垂れがかかっていたというが石岡くんが見た大男の顔は黒い穴がぽっかりと空いていた、犯人は一人では無いんだろうか。
犯人の動機が龍臥亭、犬坊家の恨みであり睦夫の亡霊による見立て殺人を行っていることになるが、この動機を持つ人物が見つからない。また犬坊家の人間が殺されないのは何故か。
佳代を診た霊能力者の先生も怪しい気がするが登場人物で考えるなら二子山増夫であるが佳代と増夫が知り合いであるような記述は無いのでこれは同一人物では無いはず、霊能力者が関係しているかわかんない。
駐在所から中村と菱川の死体を盗んで、菱川の死体を加工する時間、及び、留金の死体があるところまでは割りと時間がかかるがこれを実行しうる時間を持てた人物が誰なのかもわからない。
中村晴美の盗まれた死体がまだ無いが、それはどこへ行ったのか。石岡くんが嗅いだ臭いが中村のものなんだろうか。違うとしたらどこに保存場所があるんだろう。
男の犯行のように思うが女の犯行という可能性は無いだろうか。しかし女性が残ってないし。小野寺や、幸子が実は死んでないという可能性は無いだろうか。しかし小野寺は鑑識で証明済みで幸子は実際石岡くん達も見てるので別人の可能性は無い。犯人は死んだと思わせたあの人なんていうオチは無さそう。
駐在の森さんが犯人か?死体を盗むのは簡単だし、移動も楽で取り調べもたいぎそうだったが頭が切れるようには見えないしそんな恐ろしいことするようには思えない。
五里霧中。このまま下巻行くかな。
そろそろ外出タイムが迫ってきました。また2時前には帰ってきます。