なかなか面白い本ですねこれ。
もっとページ数を増やした方が良いかな。
ジェットコースターミステリーと帯に書かれてたらしいが、その通りで謎が続々出てきます。
文章とキャラ造詣に若干?なところもあるが読み進めていけばわかっていくと思う。
多少解決編もあるので、結局どこを推理すればいいの?って感じにもなったのでその辺わりかやすくしてくれたら、傑作が生まれるはず。才能を感じた一冊だった。
読み終わって即、同著者の「扼殺のロンド」っていう本をアマゾンで買いました。
今月頭に「四月の橋」っていう本出してて、それがこの弁護士シリーズの続編っぽい。
新品で探してみるー。
次は「乱れからくり」を読んでエクセル画像でも貼ろう。
100冊以上読んできたせいか、辛口評価になってBが多くなってしまった。
でもまぁB以上は読める本という評価なので気にせんとこう。
残念ながら下の記事の推理は正解だったのでネタバレ記事という事になってしまいました・人・
あんまり本気になってなかったのに当たっちまうとは弱った。
この本の影響により「ランボー詩集」をアマゾンで購入してみました。
いやーまさか詩集を買うようになるとは思わなかった。
ランボーと聞いてスタローンと答えるのは一般人ですが、アルチュール・ランボーを思い浮かべる僕は詩人^w^v
L'eternite'
Elle est retrouve'e.
Quoi? - L'Eternite'.
C'est la mer alle'e
Avec le soleil.
↓様々な訳者の訳文を見た結果、オレ訳するとこうなる。
永遠
また見つけたぜ!
何をって?永遠さ
それは行ってしまった海さ
太陽と共にね。
前作「王手飛車取り」の続編。
倫理観の無さが売りの一つだとは思うが
読み進んでいくと段々イライラしてきます。
アクスとザンギャ君のかけあいは前作より面白いかも。
ばんどうぜんきょうじゅの扱いが前作より酷いのが個人的に悲しい。
しかも教授の問題が口答の一つのみという。
各問題の情報が前作より把握しづらかったかな。
ビデオ映像は作中人物には判るんだろうが読者は判り難いので読者側はもっと質問したい事が浮かぶはず。
さらには探偵役である彼らは競い合っているという状況なので各探偵が調べた情報が正確かどうかも疑わしくなったりで読者側は推理しにくいような気がした。
ザンギャくんのトリックは現実性が無さすぎ。
アクスの雪密室の説明が文章だけだとすごくわかりづらい。
とうきょうじんのアリバイ問題はいくらでも回答がありすぎて難。
コロンボのトリックは最初の情報のみで答えが判ってしまう。
魅せ方は上手く現代のネット社会をフル活用したあたりは秀逸で、2010年このミス1位と本格ミステリ大賞を受賞ってのも頷ける内容だったと思う。
出版社/著者からの内容紹介
【星雲賞受賞作】
月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。ハードSFの新星が一世を風靡した出世作。
出版社 東京創元社編集部, 2003/05/17
現代ハードSFの巨匠のデビュー作!
小野不由美さんが推薦! 「SFにして本格ミステリ。謎は大きいほど面白いに決まっている」
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とんでもない名作やんけorz
10代の頃に読んで置くべき小説だったと思う、悔しいです。
謎→解明の部分が中心であり、300頁しか無いんだけどこれがかなりの部分を占めてる。
非常に論理的なホラ話で良いSFです。発見された死体と所持品から得た情報を元に科学と発想から次々解明していく様が面白い。彼らが使用していた文字や彼が住んでいた惑星の自転や重力や密度や衛星からの距離とか、彼の死体から寿命や進化の過程といったものが紐解かれていくわけなんだ。
これ史実でも良いよー、そうなってくれんかな。
著者は先月12日に亡くなった。
これを機に再読してる人も多いみたい。
2010年現在、今読んでも十分楽しめた。