出版社/著者からの内容紹介
【星雲賞受賞作】
月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。ハードSFの新星が一世を風靡した出世作。
出版社 東京創元社編集部, 2003/05/17
現代ハードSFの巨匠のデビュー作!
小野不由美さんが推薦! 「SFにして本格ミステリ。謎は大きいほど面白いに決まっている」
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とんでもない名作やんけorz
10代の頃に読んで置くべき小説だったと思う、悔しいです。
謎→解明の部分が中心であり、300頁しか無いんだけどこれがかなりの部分を占めてる。
非常に論理的なホラ話で良いSFです。発見された死体と所持品から得た情報を元に科学と発想から次々解明していく様が面白い。彼らが使用していた文字や彼が住んでいた惑星の自転や重力や密度や衛星からの距離とか、彼の死体から寿命や進化の過程といったものが紐解かれていくわけなんだ。
これ史実でも良いよー、そうなってくれんかな。
著者は先月12日に亡くなった。
これを機に再読してる人も多いみたい。
2010年現在、今読んでも十分楽しめた。