道尾秀介 真備シリーズの2作目。
ホラー作家の道尾は、取材のために滋賀県山中にある仏像の工房・瑞祥房を訪ねる。彼がその夜見たものは、口を開けて笑う千手観音と、闇の中で血を流す仏像。しかも翌日には仏師が一人消えていた。道尾は、霊現象探求家の真備、真備の助手・凛の三人で、瑞祥房を再訪し、その謎を探る。工房の誰もが口を閉ざす、二十年前の事件とはいったい。
↓<アマゾンレビューの一部コピペ>
著者は、あるインタヴューのなかで、本作について以下のように語っています。
〈「単純な連続殺人ではなく、一つの死自体が別の死を呼び込み、
それが連鎖してしまった」という不運を描いた話〉
これに続けて、犯人が仕掛けるトリックはあまり重視しておらず、むしろ
〈「トリックが人を殺す」ような話は書きたくない〉とまで述べています。
人を殺すのはあくまで人であって、決してトリックではない――、と。
かねてから著者は、「本格ミステリは人間を描く手段として最も有効だ」という主旨の発言
を繰り返していますが、その真骨頂が、本作において余すところなく発揮されています
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確かに本格だったんだけど、トリックが簡単すぎる上にインパクトが無さ過ぎてずっと盛り上がる事無く終わってしまった。読みやすい軽い本ではあって、サクサク進むんだけど読みながら、メイントリックが思いついてしまう;
200頁ちょいから消化試合でした。
凡作です。
また個人的な問題なんだけど、犯人に関係する情報以外の、話の構成的に繋がっていく伏線になる情報、これを情報N(ノイズ)としてるんだが、これが多すぎる。これを終盤でいくつも綺麗に回収していかれてもあんまり何とも思わないんだよなあ。
島田荘司の<摩天楼の怪人>なんかだとノイズほぼ0で最後に全て回収するわけで、格が違うっつうか。
小ネタもアレンジがほとんどだし。
上記コピペのレビューからもまた期待できそうにないと思った。
たぶん趣味が合わない。
シャドウ読んでみるがこれでダメならスルーでー。
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