プロローグ読んで、コレで犯人がコイツだったら面白いと思いながら読んでたらそのまんまだった。
前作「武家屋敷」に続いて、謎が3連発と飽きる事が無く読み進める。
しかし読了後はなんだか少々物足りなさを感じてしまう。
思うに情景描写が足りなく不可能犯罪だという押しが足りないんじゃないかな。
そしてキャラが軽く、クライマックスとなる解決編での雰囲気が無い。
文章から雰囲気がこないってのがまずい。
傑作と呼ばれるものはすべからく傑作としての雰囲気を持っているだろー。
解答聞いても衝撃が無さすぎる。
密室1:清人の高山病死が何故起こったのかはわからなかった。事件の流れは完璧正解。
密室2:これについてはちょっと文句いいたい。犯行現場が違うわけで、死体を室内に移動した際に移動した証拠が検死によってわかるはずだと思う。検死ししてもわからないような移動手段の明記が必要だろう。
密室3:割合すぐ解けたんですが、その理由が漢字ミスに気づいてなかったからpq 漢字ミスの方の漢字全く知らず意味もわからんかった。よくよく見ればあの字であっちの意味にはならんわな。昭和漢字トリックっすかねこれ。
どう考えてもB評価。
PR