御手洗シリーズ
占星術殺人事件のすぐ後に起こった事件の話。
初期作品に近い内容でこの一冊から御手洗シリーズを読み出すのも良さそう。完成度が初期に比べると明らかに高いんだよね。しっかり本格で推理もむつかしい、だけどフーダニットでは無いんだよなあ。長編では無く中篇で、事件を未然に防ぐ系のストーリー。数字錠クラスの彼の優しさも見せてくれる佳い話。
あらすじ
「占星術殺人事件」の直後、御手洗と石岡のもとを高沢秀子という老婦人が訪れる。最初はひやかしの客かと思われたが、秀子の知人・折野郁恵の話を聞いた御手洗は「これは大事件ですよ」と断言する。教会への礼拝中、雨が降り出すや郁恵は顔面蒼白となり、その場に倒れ伏したというのだ。その奇妙な行動の意味とは?ロマノフ王朝から明治政府に贈られた“ダイヤモンドの靴”を巡り起きた事件を御手洗の推理が解き明かす。
これS評価です。なかなかこんな展開の話を書ける人いないですよね。公平に見て成長していく作家さんは素晴らしいですよね。どんだけ勉強してるんだろっていう。御大凄まじいわ。
昨日から、「摩天楼の怪人」読書中。681頁本編があるが「第二章 時計塔殺しの怪」を全部読み263頁まで進んだ。こっから一旦整理して第三章に行こうと思います。いくつか気づいた事があるんでメモしておかないとね、アルツだから。
そんなわけでしばらく没頭したいのでネットはお休みしとくぜ!ヒエログリフの解読が何故か難航してるが、あれも答え言われる前に解き明かしたいんだ。ノシ
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